印象が変わる!部屋に合った床材サイズ選び

お部屋のリフォームや、お家を建てるとき、まず考えるのは「部屋をどんな雰囲気にしたいか」というイメージづくりですよね。
ナチュラル系?モダン?それともカフェ風?
理想のインテリアの雰囲気に合った床のデザインを選ぶのは、とても楽しい時間です。
床材選びを終え、工事が進んでいき「デザインも色も完璧だ!」と安心。
しかし、貼り終えた後の完成を見ると「あれっ?なんだか部屋が狭く見える…?」
実はデザインや色だけで床材を選ぶと、こういう落とし穴があります。こんなふうに悔しい思いをしたくありませんよね。
今回は床材の「デザイン」だけでなく、床材1枚ずつの「サイズ(巾)」による印象の違いと、その重要性を紹介いたします。
同じ部屋でも“床材のサイズ”で印象が変わる
床材のサイズによってどれくらい印象が変わるのでしょうか。
今回、同じ約8畳の部屋(一般的な寝室ぐらいの広さ)に、巾の異なる3種類のフロアタイルを施工して比較して検証してみました。
サイズは以下の3種類で検証します。
【板巾100mm】(巾100mm×長さ914.4mm)
【板巾150mm】(巾150mm×長さ914.4mm)
【板巾180mm】(巾180mm×長さ1200mm)

撮影した場所や角度は同じまま、床材だけが違います。
注目していただきたいのは、写真の部屋の『奥行き感』の違いです。
【板巾100mm】スッキリ見えて、開放感アップ!

スリムな100mmの板巾は、シャープで洗練された印象。
細いラインが並ぶことで、視線が奥に抜けていきやすく、奥行きがしっかりと感じられます。
ワンルームや子ども部屋、書斎など、スペースが限られた場所を「スッキリ・広く」見せたいなら、このサイズがオススメです。圧迫感をなくし、開放的な空間を作り出します。
【板巾150mm】これぞ王道!安心感のある馴染みのサイズ

150mmの板巾は、一般的なフローリングに使用されているサイズです。
住宅でもよく使われていて、馴染みのある標準的なバランスのサイズです。
ただ、先ほどの100mmと比べると、少しだけ奥行き感が弱くなったように感じませんか?
【板巾180mm】存在感バツグン!高級感を演出

最後は、太めの180mmの板巾。
一枚一枚の板が大きく、木目の美しさが際立ちます。その存在感はまさに主役級。
お部屋に重厚感と高級感を与えてくれます。
でも、奥行きの印象はどうでしょう…?
150mm巾の時よりも、さらに部屋の壁が近く感じませんか?
広く見えるのには理由があった!「目の錯覚」マジック
3つの種類のサイズを比べて見ましたが、いかがでしたでしょうか。
巾が細い床材の方が、お部屋にぐっと奥行きが生まれて広く見えます。
これは、実は「目の錯覚」による思い込みです。



細い線が平行にたくさん並んでいると、私たちの脳は「実際よりも遠くまで続いている」と認識しやすいのです。
逆に、巾が広くなると1枚1枚の存在感が強まりますが、圧迫感や奥行きの短さを感じやすくなることもあります。
もちろん、なんでもかんでも広く見えた方が良いとは限りません。
今回のケースは約8畳の寝室。部屋を広く見せたいのか、はたまた高級感を出したいのか。
狙い通りの印象に近づけるため、この錯覚のテクニックを応用していきましょう。
まとめ:床材サイズで広さの印象が決まる
床材はデザインや色だけでなく、1枚ごとの「サイズ」という新しい視点を取り入れて、お部屋にぴったりの床材を選んでみましょう!
今回はフロアタイルという床材で検証しましたが、もちろんフローリングや、モルタルライクの石目調のタイルにも当てはまります。
またクッションフロアのようなシート床材は、板を敷き詰めた柄を再現しているので、1枚ずつの板サイズまで着目して選んでみましょう。
後悔のない床材選びで、ぜひ快適なインテリアライフを送ってください。

